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伏見 康生
大川 洋明

体内採卵成績向上のためにできることは?④

あまりにも更新していませんでした。あまり気負わずにアウトプット続けます。


続編です。


今回は実践編



ずいぶん前の仕事ですが、酪農家さんでの和牛採卵にて良い結果が得られませんでした。

ドナーもやや過肥気味で、酪農家さんが和牛を管理しているとどうしても太り気味になるので(これは私の思い込みと思いますが)、血液検査をして適正な飼料給与を一緒に考えてみませんか?と提案しました。




上のスライドが血液検査結果と、聞き取りした給与飼料の栄養計算結果です。

もちろん厳密に給与飼料の成分を調べたわけではなく、日本飼養標準に基づく飼料成分の平均値を記載しています。


私が農家さんにコメントした内容は

・給与している乾物量がそもそも多く全量摂取していないはず

・BUN低く、Glu高い(相対的にエネルギー多い)


粗飼料を残している、配合は全部食べる、とのことでした。

タンパクは粗飼料のチモシーからも充分に得られるはずで、配合の量を減らさないとエネルギーを減らせないと考えました。


私の提案は…




通常の維持期(採卵しない時期)は配合を0.5kgに下げてもらい、チモシーを残さない程度に減らしてもらうことにしました。


その後の聞き取りでも残餌が無くなり、ルーメンの充満度は変わらずにいるとのことで、継続し、3か月ほどあとに再度採卵にチャレンジしました。





採卵結果は良好になりました。

回収総数はドナーの能力ですので変えること(増やすこと)はできませんが、変性未受精を減らして正常胚を増やすことはできます。


今回のドナーも血糖値は減少し、BUNは微増、ルーメン内でのエネルギーとタンパクのバランスが多少改善したのだろうと考察します。


次回も違う取り組みをした事例について紹介します。


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