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伏見 康生
大川 洋明

分娩前後のAMH濃度の変化は何を示しているか①

執筆者の写真: Hiroaki OkawaHiroaki Okawa

更新日:2022年11月3日

なかなか更新ができず、アウトプットの習慣化は難しいです。

AMH濃度について、これまでに述べてきたように、AMH濃度は採卵性などの繁殖能力を示すマーカーになること、顆粒膜細胞腫のような産生細胞の腫瘍化(機能性)に伴う診断マーカーとしても有用であることが報告されています。

一方で、国内外においても、ホルスタイン種の分娩前後のAMH濃度変動に関わる報告は少なく、Monniaux らが分娩後のNFEAと負の相関があることを報告しており、どうやら負のエネルギーバランスに影響を受けるのでは…というところまでしか明らかになっていませんでした。

確かにNEFAは卵胞液中にも検出されると言われますから、卵巣機能になにかしらの影響を与えている可能性はあります。


私は前職でここに非常に強く興味を持ちました。

分娩前後の急激な代謝ホルモンの変化に伴い、AMH濃度はどのように変化し、生化学項目や臨床状態に影響を受けているのか興味がありました。


分娩前後のAMH濃度の変動と炎症

分娩前後のAMH濃度の変動とマグネシウム

分娩前後のAMH濃度の変動と代謝性疾患


この3点についてフォーカスしてみたいと思います。

論文発表後に新たに勉強させていただいたことも整理してみたいと思います。


続く…


ご興味のある方はソースとなる論文をこちらに示しておきます





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