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伏見 康生
大川 洋明

体内採卵成績向上のためにできることは?②

定期更新を目指します。


さて体内採卵成績向上のためにできること。


一番わかりやすいのは「ドナーの持つ能力」ですね。

いわゆる「採れる牛はなにをしても採れる」というやつ。

間違いありません。

採卵成績の良いドナーを選抜して娘牛をドナーとして残していけば自然と採卵成績の良い牛群を作ることができます。


私の経験では、およそ10年もあれば作り上げることができると思います。


しかし10年!は長い。


他に客観的指標は?


AMHです。

これまでも私が紹介していますが、抗ミューラー管ホルモンというホルモンを測定すると採卵成績に関しての評価が「ある程度」できます。



私とお仕事をさせていただく農家さんにはお話していますが、AMH濃度において、経産和牛で500pg/mlを切る、かつ卵巣が小さくエコー所見でも小卵胞の描出が少ない(胞状卵胞が少ない)ドナーは採卵成績を期待できない…とお話しています。


あくまでも一つの指標ですので、これですべてが決まるわけでもありません。


私の所見としては700~2000の数値であれば十分に経済性に見合う採卵成績を達成できると考えます。

2000を超える個体はOPUの方が向いているのでは??とも思います。

が、これは今後数年(十数年?)かけて取り組んでいきたい私の課題でもありますのでまた今度。


間違いなく言えることは「AMHは採卵成績予測の重要なマーカーになる」ということ。

そして「あくまでも一つの指標に過ぎない」ということ。

相反するようですいません。


次はどんな飼養管理の反映が採卵成績に影響するかについて…

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